東桜パクチーにて"タイの甘いコーヒー"という名称で販売されていたO-LIEMG COFFEEを購入し、飲んでみました。(購入後に立ち寄ったワールドフーズで100円以上安い価格で販売されているのを見かけ肩を落としましたが笑)
タイに限らず、東南アジア諸国を訪れた方が必ず経験するであろう「現地の飲み物が甘すぎる問題」。
私自身も「甘くないと思って購入した日本茶が、甘すぎて飲めなかった。」、「友達がブラックコーヒーを注文したのに、甘いコーヒーがでてきた。」とカルチャーショックを受けた記憶があります。中には果物味のお茶といったお茶の概念すら壊してくるものまで存在しております。タイに行くと自分の考えの狭さを痛感できるので面白いです。
そもそも何で甘いのか
タイはご存知の通り、平均温湿度が30℃/75%と典型的な高温多湿な熱帯気候になります。日本から東南アジアへと飛び、空港に出た時に感じる熱波の正体です。近いうちにまた空港へ降り立ち、ぼったくりタクシーの運ちゃん達に囲まれてみたいと切に思っております。
そんな常に夏の気候では当然、水分補給が必要不可欠になります。そして水分補給する際に水にエネルギーが含まれていれば一石二鳥ですよね。
つまり水分補給とエネルギー補給を同時にすることが習慣となり、習慣が文化になったというわけです。私も沢登りや岩登りの時は、ナルゲンボトルに水とマルチデキストリン、BCAAを混ぜて持っていくようにしております。粉はまとめ買いすれば安いですし、夏場の水分補給にお勧めです。
でも私たちは人間ですし、甘いコーヒーが飲みたくないことはあるはずです。
そんな時のために、甘くないペットボトルの見分け方とブラックコーヒーの注文方法をご紹介します。
①ペットボトル
キャップが白であるものが無糖、色付きが加糖である傾向があります。また、ラベル上はNo sugarを選ぶとより無糖の可能性が高まります。
なぜこのような曖昧な表現をするかというと、キャップが白でも加糖のメーカーが存在していること、あくまでもNo Sugarであり甘味料は含まれているためです。
②注文方法
No Sugar or Suga free、No milkとい言って注文することが無難です。間違ってもBlack Coffeeなんて注文したらいけません。ド甘い珈琲が手元に届くことでしょう。タイの常識と日本の常識は違うと思っておいた方がよいです。
ここ最近はタイの若者にも健康志向の方が増えており、「タイの飲み物は甘すぎる」と思い無糖のお茶が人気になってきているみたいです。一方で若者の親世代やもっと上の世代では「甘さがないと物足りない」と感じる人が多いようです。
先程、習慣が文化に変わったと述べましたが、再び文化が変わっていくのかもしれません。今現在当たり前である"甘いコーヒー"や"甘いお茶"を懐かしむ時代がくるかもしれません。世は刻々と変化しており、常などは無いと思っておく必要がありますね。
うだうだ述べてしまいましたが、飲んでみた感想を。今回は甘いことを承知の上で購入していますので、文句は言えません。
原材料は砂糖とコーヒーミックス。ラベルから分かる、甘いやつやん・・・
カフェインの含有量は34mg/100mlであり、Red Bullが30mg/100ml、Monster Energyが36mg/100mlですので実質エナジードリンクですね。(適当)
インスタ映えを無視した10年以上使っているマグカップに注いでみました。うーむ、どす黒い色。冷蔵庫に入れていたからか香りはしませんでした。
そしてマグカップを口元に運び、飲んでみます。
脳細胞が砂糖漬けになりそうなくらい甘いです。それでいて苦みもある。
ギブアップ・・・
とてもじゃないが、瓶1本を一気に飲めない。10年ほど前に販売されたエスプレッソーダと同じくらい美味しくない。ブラックコーヒーと甘いお菓子を食べるのが好きなのですが、一体この珈琲は何と合わせて飲めばいいんだ。
瓶半分残し、また明日眠気覚ましとして朝飲もう。頑張れ、明日の私。
ジューガンマイクラップ。
※大事なことを忘れていました。タイ語でコーヒーは女性器を意味しますので、女性店員の方にはカフェーとお伝えしましょう。女性であれば嫌な顔をされ、レディーボーイに伝えてしまうとムエタイ仕込みの飛び蹴りやカマを掘られてしまうかと。