「愛しのパクチー」という書籍を読んでみました。
著者である森下ヒバリさんがタイを訪れたときに出会った食べ物や経験がつらつらと記されております。
読み終わった感想は一言、''猛烈にタイに行きたくなった"です。
日本でタイ料理を食べているだけでは味わえない現地の雰囲気や料理。「これ何だろう」と知らない食べ物を口へ入れるときのドキドキ感。
今タイに訪れたらスーパーや屋台を隅々までみてザックに現地の食品を詰め込み帰ってくると思う。
最近はコロナも落ち着きタイへの入国は検査なしで行けるようになりましたが、航空券はまだまだ高い。早く以前のように手軽に行き来できるようになって欲しいものです。
■読んでいて面白かった部分を忘備録として残したいと思います。
①ドリアンの正しい食べ方について
・ドリアンの本当の食べごろは3~4日しかないらしく、タイでもドリアンにこだわりのあるお店では食べごろでないと売ってくれないこともある。
・ドリアンを食べると酩酊状態になり虜になってしまう人がいるが、ニコチン酸を多く含むくらいで、酩酊作用はない。
・ドリアンにはアルコール分解を阻害する成分が含まれているのでお酒と一緒に食べるのはNG。(分解酵素であるALDHの働きを抑える)
②唐辛子は身体にいい
・唐辛子はビタミンCを多く含んでおり、乾燥しても失われない。
・唐辛子に含まれるカプサイシンには脳内麻薬であるエンドルフィンの分泌を促す作用がある。種類や品種、状態により美味しさも異なってくる。
③タイのラーメン、パスタ
・センミーはタイでは炒めるものではない。センレックは炒めるが、パッタイでのみ。
・米粉の後にナムがつくと、汁有り。ヘンが付くと汁無し。
・タイの人は基本的に地元料理しか食べない。欧米料理は地方にあったとしても茹ですぎ、ナンプラーがかかったパスタが出てくる。
④タイ料理全般
・トムヤムクンで大きなエビが入っているのは、トムヤムクンヤイ。切り身ではなく、頭が含まれているのでコクが出る。
・オーリエンと呼ばれるタマリンドやトウモロコシを真っ黒に炒った煮汁から作る、アイスコーヒーもどき。
・リポというリポビタンDやリアルゴールドもどきに生卵を混ぜて飲む。
・パックブンファイデーンはニンニクを大量に入れ、味付けはナンプラーとタオチョウ(豆醤)し、高温でさっと炒める。
・タイではオレンジジュースに塩を入れる。頭の中の固定概念を舌から覆してくる。
⑤ムスリム
・ムスリムには豚やビールが好きで、お祈りもしないタイプもいる。
・イスラム教では4人まで妻を持つことが許されているが、各自に家や家具、生活費を渡す必要がある。
・ラマダンは太陽が出ていない朝と昼は食べてもいい。また、妊婦や小さな子供はご飯を食べてよい。
⑥食べてみたい料理
・ションプー(英名:ワックスアップル、和名:蓮霧)
・クイッティオラートナー(和名:炒めあんかけ焼きそば)
・ヤムプラードックフー(和名:ナマズの和え物)