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タイ料理が大量に。

日清食品(株) プーパッポンカリー風焼そば

またまた日清食品(株)のインスタントタイ麺を食べてみました。

今回はプーパッポンカリー風焼そばとなります。相変わらず高級なパッケージデザインですが、パッケージに載っている蟹は当然入っておりませんし、使われてもおりません。食品添加物で作り出された架空の生き物が入っております。

プーパッポンカリーで使われている蟹の品種について

ノコギリカザミ、別名マングローブガニと呼ばれる蟹で実は日本でも食べることができます。マングローブが植生している、石垣島奄美大島にて食べることができるのですが、1匹約1万円と非常に高額ですので自分だったら"かに本家"でタラバガニを食べますね。あとは何故か浜名湖でも収穫できるみたいです。

 

ノコギリカザミの特徴としては左右アンバランスな巨大なハサミになります。その力は1tにいたるそうですが、指を差し出す勇気があるわけもなく。その辺は身体を張って視聴数を稼いでいるYoutuberにお任せしたいですね。

 

海老や蟹が茹でると赤色になる理由

ノコギリカザミ含め、多く海老や蟹は元々は青緑色をしております。

体内では赤色色素であるアスタキサンチンと青色タンパク質であるクラスタシアニンが結合して存在しているのですが、熱を加えることでタンパク質が分解され、赤色色素が表に出てくるため、赤色に変化したようにみえるのです。

そしてこのアスタキサンチンは元々体内には存在せず、海老や蟹が口にする藻のみ生成することができるのです。藻を体内に取り込むことで、アスタキサンチンが蓄積され、後に綺麗な赤色になるのです。

実はこのアスタキサンチンは海老や蟹だけでなく、鮭やイクラのオレンジ色や鯛の赤色にも関与しております。

 

てなわけで、プーパッポンカリー焼そばを食べてみます。現地の人は絶対食べないじゃんと思う料理ですね。

内容物は調味粉末と油、乾麺になります。茹でた乾麺にしめじとピーマンを申し訳程度に加え、調味粉末を加えれば完成です。

相変わらずのケミカル料理で、具材の味を"無"にしていきます。むしろ粉末調味料の味しかしないのですが・・・

そして味はうまい棒のコンポタ味。焼そばを食べているというよりも、お菓子味の焼そばを食べているようで本当に美味しくない。

見た目も悪いし、味も不味い。ただ、塩気が強いのでご飯のおかずとしてはよいかも。

とはいえ、炭水化物をおかずに炭水化物を食べることになりますので健康を考えるとおススメできませんね。

味よりも胃袋を満たしたい人向けの料理ですね。

ジューガンマイクラップ。