とある夜のこと、前職の後輩からLINEが入った。
「kuri-changさん、もしかして学会に参加しています?」
残念ながら、参加していなかったので現地で食事することはできなかった。
ただ、その後のやり取りで一緒に食事に行くことになった。
候補の店を5つほど選定(内、タイ料理屋が2件)し、投げかけてみた。
「やっぱりタイ料理屋ですか笑」と一蹴され、刈谷駅から車で18分ほどの距離にあるデカ盛りの”和風キッチン蔵”に決定した。
そして当日、集合場所である刈谷駅に行ってみるも後輩の車が見当たらない。周辺を歩いてみたが、やはりいない。
すると見覚えのある首の太い冴えない眼鏡の男が、突如眼前に飛び出してきた。そう、後輩だ。
「あれ?車はどこか止めてるの?」と尋ねてみたところ、「え?岡崎駅に停めて、電車で来ましたよ」と予想外の回答。
そう、歯車が見事に食い違ってしまったのだ。互いに相手が車で来ると思っていたようだ。
そんなわけで、当初の予定とは異なるが”タァナムタイ"に行くことになった。
タァナムタイに来るのはこれで4回目。前回はリニューアル前に訪れているので、新しい店舗は初だ。
前回の訪問記事は以下を参照ください。
旧店舗は”食堂みしま”という高級な日本料理屋になっていた。(位置を勘違いしており、写真は食堂みしまの左横の歌志軒となっている)

そして新しいタァナムタイ。
中国を思わせる外観をしているが、れっきとしたタイ料理屋。
タイ国旗が暖簾代わりになっていたが、どんな店か一目で分かるのでよい。

屋外は35℃近くあるせいか、いるだけで命が削られていく。ヒマラヤ山脈のデスゾーンのようなものだ。
店内はタイ行きの飛行機を思わせるくらいクーラーがガンガンに効いていた。むしろ寒いくらいだ。
店内は鮮やかな装飾が施されており、エレガント。

旧店舗の机は引き続き使用されていた。

メニューカバーはコルク調でお洒落。
そして相変わらずメニューが多く、注文を悩ませてくる。

各自1品ずつ+1品の計3品食べることにした。
後輩はガパオが食べたいというが、個人的には普段食べれないタイ料理が欲しかったので間をとって「カオ・ガパオ・トゥー・ガイ」にした。
もう2品は、「パッ・ホイ・ライ・ナムプリック・パオ」と「ガイヤーン」にした。
待ち時間はお互いの近況報告などで盛り上がった。
ポケモンGoおじさんはヘルニアで動けなくなってしまい、救急搬送。現在は特別仕様の椅子で、薬を飲みながら治療中とのこと。
私も絶賛腰痛中なので、Goおじの気持ちは分かる。
今のところ人は辞めていないということだが、毎年の恒例行事なので時間の問題であろう。
20分ほどしたら料理が順に出てきた。
カオ・ガパオ・トゥー・ガイ
いわゆるガパオライスなのだが、鶏肉の部位がぼんじり(尻尾の付け根)なのだ。
居酒屋でしか注文しないこの部位で作られるガパオはどんな味なのだろうか。
お皿にはタァナムタイのロゴが施されていた。旧店舗ではみたことがなかったので、おそらく新店舗になったときに新調したのだろう。

味は日本人向けだろうか、全く辛くなかった。甘じょっぱいので、ご飯と合う。
気になるぼんじりだが、脂肪分が多いからか柔らかった。鶏肉だからだろうか、脂っこさは一切ない。
味は染み込んでいるというより、コーティングされて維持されている。
後輩は「アメリカ出張したときに、タイ料理屋食べたんですがそれが不味くて。これは美味しいですね」と絶賛していた。
タァナムタイは相変わらず美味しい。
パッ・ホイ・ライ・ナムプリック・パオ
次に出てきたのが、アサリのトムヤムペースト炒めだ。
トムヤムペーストと聞くと、酸味があり酸っぱそうだが、甘辛に仕上げられていた。
玉葱や人参の炒め具合が絶妙で、ちょうどよい硬さだ。人参もギザギザに形が整えられており、さり気なく手が込んでいる。
アサリも大量に入っており、噛むと海鮮のうまみが染み出してくる。ただ、炒めたときに割れた貝殻が食材に紛れ込んでいたのが気になった。
それを入れても美味であることは間違いない。

タイ料理でおつまみと言えば、これ!といっても過言ではないのがガイヤーンだ。
今日はビールを飲まないが、メニューを食べたくなってしまい注文した。
皮がパリッと焼けた鶏肉が登場。シンハーやチャン、レオ、カラバオが私を誘惑してくる。
ニンニクは強くなく、お肉も若干パサついておりパンチが弱かった。皮ももう少しパリッとしていてもよかった。
チェンマイで食べたSP CHIKENが美味しすぎたこともあり、物足りなかった。オーブンなど設備による制限もあるだろうから、仕方なし。

総じてタァナムタイはハズレが無く味を楽しめるお店だ。
店内にはタイ人のお客さんも多くおり、「アロイ、アロイ」と言っていた。
刈谷を訪れる機会はあまりないが、再訪したいと思う。
タァナムタイの後は後輩と寿がきやに行って、クリームぜんざいを食べながら小一時間ほど談笑の続き。まるで女子高生のようだ。

気付いたら17時を過ぎていたので解散。
次会うのはいつだろうか。でも業界同じだし、また近いうちに会うのだろうな。
ジューガンマイクラップ