アジアスーパーストアを訪れたときに購入した「タイデザートの盛り合わせ」を食べてみました。

製造元はアジアスーパーストアではなく、㈱バンコクオリエンタルというレストラン。デザートだけでなく、パッタイ等のアジアスーパーストアで取り扱っていた料理はいずれもバンコクオリエンタルが製造しておりました。
アジアスーパーストア vs バンコクオリエンタル
実際にどれくらいの価格差があるのか比較してみました(2026.1.5時点)
量は定かではありませんが、お店で食べるのとでは約1.8倍ほどの価格差でした。温かさ、容器が違うとはいえ、さすがにお店は高すぎる気がしますね。
テイクアウトするのが安価とはいえ、いい値段はします。ここ最近の物価高に歯困りものです。

本題へ戻ります。今回買った盛り合わせにはデザートが6種入ってました。
お店のポップ内容とは少し異なっている様子だが、気にせず食べてみました。


カオニャオサンカヤ
カオニャオ(もち米)とサンカヤ(カスタード)で作られるシンプルなスイーツ。

目を引くのがその鮮やかな青色。バタフライピーの花で色付けしたようで、パンダンの葉を使えば緑色になる。
日本ではご飯=白米という考えが根付いているせいか、基本的に着色させることはしない。こんな些細なとこにタイ文化を感じる。
カオニャオは蒸したもち米にココナッツミルクと砂糖を加え、蒸しなおして作る。2回蒸すので、手間もかかる。
今回はサンカヤが乗っているが、スライスしたマンゴーを添えれば大人気”カオニャオマムアン”が出来上がる。
サンカヤは鶏ではなく、アヒルの卵を使用するようだ。
何でも鶏の黄身の割合が高いとか。タイではアヒルを使ったカオマンガイが店に並んだりと、アヒルが食用鳥の地位を築いている。
サンカヤ(ココナッツミルクベースのカスタードプリン)の作り方はアライドコーポレーションが分かりやすくまとめていた。
サンカヤー(ココナッツプリン) | 業務用レシピ | アライドコーポレーション
ココナッツミルク味の米とプリンが組み合わさっているのだから不味いわけがない。
私が赤ん坊であったら、牛乳よりココナッツミルクを欲する。
タイらしいスイーツで美味しかった。
フォイトーン
次に食べたのがフォイトーンだ。

見た目は四角い塊なのだが、実は細い線の集合体。ほぐしてみると、その細さが分かる。その名の通り、フォイ(繊維状)+トーン(黄金)といったところ。

タイでは祝いの席で食べられることが多く、日本の鶏卵素麺と同じだ。卵黄を素麺上のして砂糖水に投入、茹でて固めて作る。
考案者はタイのスイーツ女王であるターオ・トンキープマー氏。フォイトーン以外にもカノムモーゲンと現代においても有名なタイスイーツを生み出している。
味は砂糖漬けだからか、ド甘い。目を瞑って味わうと卵の風味がじわりとくる。
甘すぎてトルコのバクラヴァを思い出す。珈琲がないと食べ続けるのはきつかった。
トーン・ヨート
次はトーンヨートだ。匂いも見た目もフォイトーンと似ている。

黄金色しており、祝いの席で食べることが多いのも同じ。砂糖液で茹で上げるのも同じである。
ただ、一滴ずつ滴下して作るので、糸状になっておらず、フォークをぶすりと刺すことができる。黄金の雫という洒落た呼び名も付いている。
フォイトーン同様、ド甘い。ただ噛むと染み込んだ砂糖液がじんわりと滲みでてくるので、甘さの凶悪度が上がっている。

これは日常的に食べたら駄目。祝いの席だけでお腹一杯である。
カノムタゴー
次に食べたのがカノムタゴーという層状のデザートだ。

パンダンの葉で包まれていたので、「よいではないか、よいではないか」と帯回しをしていく。カノムタゴーからは「あーれー」という叫び声が聞こえてきた。

そして現れたのは白と緑の二層のゼリーだ。緑の方にはトウモロコシが沈殿していた。
想像するに、上がココナッツミルク、下がパンダンによる着色だろう。

フォイトーンやトーンヨートに慣れてしまったからか優しい甘さに感じる。パンダンの香りもよい具合に移っていた。
ぶにゅッとしたゼリー食感の後に、トウモロコシの粒からのシャキッとした食感をくれる。
個人的には酢豚のパイナップル同様、トウモロコシは無くてもよいし、杏仁豆腐の方が好みである。
カノムチャン
名古屋市民として外せないのが、タイ式ういろう”カノムチャン”だ。

でも青柳ういろうはお土産として渡すことはあっても、自分で買って食べることはほぼないのですけどね。
カノムチャンは多層構造であり、層を重ねることから出世や発展を連想されるのでタイでも贈り物として人気だそう。

今回食べたものは花弁形状で、造形美もある。複数種類あると色映えもするし、確かに贈り物にはよい。

味はココナッツミルクの優しい甘さ。一層ずつ剥がして食べるのもよし、多層ごと食べるのも良しだ。
カノムモーゲン
最後に食べたのはカノムモーゲン。
こちらもフォイトーンと同じく、ターオ・トーンキープマーにより生み出されたスイーツだ。

ベースとなる味は他のタイスイーツと同じくココナッツミルク。そこに裏ごししたタロイモや緑豆、卵を混ぜ合わせ焼き上げる。そのため、プリンよりもキメは粗くなっている。

甘みが程よくあり、今回食べたタイスイーツアソートの中では最も好きな味だ。型崩れもしづらく、複数人で分けて食べるのもよい。
タイスイーツを食べたことが無い人からすると、全て色鮮やかでどんな味がするかも分からない。お店で頼むと高くつくし、手間がかかるので家で作ろうとも思えない。
そんなスイーツを一度に楽しむことができるこのアソート商品は本当にお勧めできる。
東京を訪れたときはアジアスーパーストアに寄り、購入してみてはどうだろうか。
新たなスイーツの世界が広がること間違いなしだ。
ジューガンマイクラップ