文明人の水平移動

タイ料理が大量に。

タイ旅行最終日(2024/01/14)

16日間の長い旅行も最終日を迎えた。今日はほぼ1日移動日となる。

 

しかし朝からとんでもない目にあった。何と泊まった宿のベッドに流行りのトコジラミがいたのだ。ベッドのシーツに血だまりができており、違和感を覚えて壁をみたら2匹張り付いていたのだ。

トコジラミの存在は気にかけており、寝る前にシーツの上や周りにいないかを見ていたのだが、見つけられなかったようだ。

ベッドフレームと壁との間にできる隙間に逃げようとしていたので、巧みに人間に気付かれない場所に潜んでいたのだ。血を吸って膨らんでいたこともあり、サイズはボールペンの先より大きかった。

一匹は潰すことができ、中から血が出てきた。残念ながらもう1匹は逃げられてしまった。長ズボンだったことが幸いし、足は噛まれなかったが、肘を噛まれてしまった。

おそらく初めて噛まれたからか、アレルギー反応は出ず、尋常じゃない痒さにはならなかった。それでも蚊に刺されたように痒く、帰国後は4~5か所が腫れてきた。

 

Booking.comの口コミではトコジラミの被害報告はされていなかったが、Google mapでは報告があがっていた。事前に確認できていたら回避できたのだろうが、時すでに遅し。

最終日にして、朝から散々な目にあってしまった。安宿の予約時には複数サイトの口コミをみておくのがいいだろう。

 

朝ご飯は宿についているものを利用した。トースト1枚とコーンフレーク1杯、ビスケット8枚、そしてトコジラミだ。

 

ファラン達も目覚めたようで、横でトーストとコーンフレークトコジラミを食べ始めた。相変わらずセクシーな服装であるが、トコジラミの被害には遭ってなさそう。完全に私のベッドがハズレだったのだ。

 

朝食をすませ、チェックアウトしてPayaThai駅へと歩き始めた。空港線の始発駅ということもあり、トラベルバッグを持っている人を多くみたが、無事に座ることができた。スワンナプーム国際空港までは45分ほどである。

スワンナプーム空港はやはり広い。

空港では追い飯ならぬ、追い土産としてThai Royal Project専売店にてピザトーストチューブと苺ジャムチューブを購入した。出国審査後の土産売り場は基本的に高いので、最後の買い物だ。あと、試食は忘れずに。

 

搭乗手続きを済ませて、空港内を散策したりした。ヤックたちが龍を掴んで綱引きをしている、これは間違いなく胴体が千切れるやつ・・・

私のタイ人の彼女(妄想)

搭乗時間が近づき、Final Callの表示になったので慌てて搭乗ゲートへと向かった。しかし、Air Asiaは搭乗ゲートまでシャトルバスで向かう必要があったのだ。タイミングよく到着したシャトルバスへ私を含めてのんびりした人の集まりが乗り込んでいく。

 

そして駆け足でゲートへと向かう。シャトル便が到着した建物では象のオブジェが出迎えてくれた。

構えてる免税店はどこも閑散としていた。そもそも免税店で爆買いするような人たちはLCC便を利用しないだろうから不思議ではない。

 

「XJ610便のお客様はいますか?」とCAさんがパネルを持ってあるいていたので、「Yes, I am」とJOJOのアヴドゥル顔負けの返答をしたら、「はやく向かって!」と急かされた。

毎度Final Callギリギリで乗れているが、いつか痛い目に合いそうだ。もう数分もすれば飛行機は関空に向かって飛び立つ。それは同時に、タイを飛び立つことを意味する。

お世話になったタイへと感謝を伝え、目を瞑ると、安堵からかそのまま3時間寝てしまった。そのため、関空まではあっという間に到着したように感じた。

関空ではNARUTOとSASUKEと呼ばれる全く忍んでいない忍者が出迎えてくれた。

 

南海戦から御堂筋線、新幹線へと乗り継ぎ、関空から名駅へ戻った。名駅に来ると帰ってきたと実感する。日本は空気が美味しく、道もきれいである。タイとは20℃以上の気温差があるはずだが、不思議と寒さは感じなかった。

 

駅にはエミタさんが車で迎えに来てくれていた。

車内でトコジラミの一件について話すと、家に帰宅して早々に上裸にさせられ、衣類は全て乾燥機にかけられた。眠たかったが、最優先でトコジラミチェックしながら荷物整理をした。

一通りの整理が完了したら、夕飯を食べた。そういえば今日は昼から何も食べていなかった。お餅と椎茸、ひじき、白菜の煮物、ニンニクの漬物と日本食ばかりだ。何より醤油が美味しい。

 

タイ料理は美味しくてずっと食べていたいが、最後に自分が戻るのは日本食なのだろう。幼少期より食べ続けるということにより、脳へ味が刷り込まれているから逆らえない。駐在の人が日本食の店に頻繁に行く理由も理解できる。

今回の旅行では良い経験ができ、タイ北部について多少は知ることができた。しかしプレーやパヤオなどまだ行けてない場所が数多く存在する。タイ南部に関しては、行ったことすらない。タイ料理も種類が多くて食べきれない、どうしても胃袋と日数にて制限される。

他にもやりたいことは数多く存在する。例えば、モンゴルの大草原の単騎行、パックラフトでナイル川を下り、自転車でのルート66を横断だ。

 

いずれをやるにも言語は一つの助けになると感じた。旅行を終えてから、この記事を書いている現在に至るまで何とか学習を継続できている。効果が出ているのかは分からないが、まずは続けることから始めている。

 

最後となるが、今回の行動を許してくれたエミタさんには感謝である。タイへの熱はまだ冷めていないので、今後も行くと思います。

 

コップンクラップ