(株)アライドコーポレーションのタイの台所シリーズより、グリーンカレーラーメンのインスタントラーメンが販売されておりましたので食べてみました。
パッケージには鶏肉やパプリカが入ったグリーンカレーが載っており、食欲を刺激してきますが、内容物は粉末調味料と液体調味料のみ。
分かってはいましたが、乾燥野菜やお肉が入っている日本のカップラーメン技術の高さには驚かされます。それもそのはず、インスタントラーメンの発祥は我々が住む日本であり、日清食品の安藤百福により発明された商品となります。
横浜や大阪にあるカップヌードルミュージアムではカップヌードル誕生の歴史を垣間見ることができます。横浜に単身赴任していた父の家に遊びに行ったときに連れて行ってもらい、「家に調理場を作って朝から晩まで開発、失敗を繰り返していた。」と知り、ミスターSASUKEの山田克己を思い出しました。物事を成し遂げるには並大抵ではない思いが必要なのだと感じました。
開封時に気になったのが蓋の部分と容器との接着強さです。シール強度が高く、剥がすのに少し力を必要としました。困るほどではないですが、日本のカップ麺に慣れている方にはちょっとしたストレスかも。
本家のグリーンカレーとは異なり、青唐辛子ペーストではないので液体要素が強い。まるでエイリアンの体液。(メーカーが聞いたら怒りそう。)混ぜると緑要素が薄くなり、どちらかと言えばオレンジ色に。
そして味はというと、「えっ?これグリーンカレー味なの?」と思うくらい食べてみてもグリーンカレーの味はしません。多分ココナッツの甘さがないことが原因だと思います。原材料を見てもグリーンカレーには必要不可欠なものがないのです。クリーミングパウダーがその役割を担っているとは思いますが、足りなさすぎる。
ガランガルやカフィアライム、レモングラス、ニンニクなどグリーンカレーを作るときに使用する他の材料成分は入っていますのでココナッツミルクないし、牛乳を入れるなり個々でアレンジする必要があるかと思います。
今のところタイの美味しいカップ麺に出会えてないな。
ジューガンマイクラップ。