2022年12月14日のyahooニュースにてヤマモリ(株)の三林会長が取材されていた。
取材内容としては、タイカレーをどのように日本に広めたのかというもの。
タイカレーは日本の造語であり、現地ではゲーンキアオワーンと呼ぶことは知っていたが、まさかヤマモリ(株)が名付け親だったとは。
よくよく考えると味噌や醤油といった醸造メーカであったヤマモリ(株)がなぜタイカレーでここまで有名になったのだろうか。
現在に至るまでの経緯がインタビューにて話されておりました。
実はヤマモリ(株)がタイへと進出したのは、タイカレーが始まりではなかったのです。
日清製粉(株)と合弁会社を設立し、ミート缶をタイで生産して日本へ輸出できるようにしたことが事の始まりでした。
その後三林会長と仲の良いタイのビールメーカー(チャンかシンハーだろう)とでタイに醤油会社を設立し、タイ国内の日本食店に販売させてもらい利益を上げていたようです。
その恩返しとして、”タイの食文化を日本に広げたい”という想いが芽生え、品質面等を考えた結果、タイカレーが誕生したのです。
ヤマモリ(株)ではタイカレーには生ハーブを使用することに拘っており、現地栽培したものを使用するようにしております。生ハーブでないと現地の味を再現ができないようです。ヤマモリ(株)のタイカレーが美味しい理由はここにあったのですね。
そして三林会長の強い思いを軸に、各種店舗へと商談や販売促進活動をすることで今では誰もが知るタイカレーとなったのです。販売するターゲットも万人ではなく、まさに「タイの本場の味を知る人」となっております。
しかし、三林会長の情熱はタイカレーだけでは収まらないようだ。対象はタイカレーからタイフードへ。確かにカオマンガイやカオソーイなどタイを代表する商品が次々と開発されております。
私もその情熱に応えるよう、タイ料理を食べて発信し続けていきたいと思います。
インタビューでは「タイ馬鹿」という表現が度々登場してきましたが、馬鹿という表現も時には最高の褒め言葉になる良い記事でした。
ジューガンマイクラップ。