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タイ料理が大量に。

ヤマモリ(株) レッドカレー

ヤマモリ(株)のレッドカレーを食べてみました。

 

赤唐辛子ことプリックチーファーが使われていることが特徴です。

赤色のイメージからグリーンカレーより辛い印象がありますが、実はグリーンカレーの方が辛いのです。ヤマモリの裏面を比較してみても、唐辛子メータが1つレッドの方が少ないです。(左:グリーン、右:レッド)

原材料表をみると新たな気付きがありました。なんと原料としてパクチーの種と根が使用されていたのです。

本日はパクチーについて深掘りしていきます。

 

パクチー苦手の原因

そもそも「パクチー苦手」ということを耳にしますが、一体何が苦手なのだろうか。苦手という単語で一括りにされてもよく分からないですね。

食品に対する苦手を大きく分けると"外観"、"食感"、"アレルギー"、"臭い"でしょうか。

 

各項目について1つ1つ確認していきます。

①外観

蟹や海老はエイリアンのような外観ですので、気持ち悪くて食べれない方もいます。特に裏側とか節のあるフォルムが背筋をなぞるのではないでしょうか。

でも、安心してください。

パクチーにそのような気持ち悪さはありません。むしろインテリアにしたいくらい綺麗です。

 

②食感

苦手な食べ物が殆どない私ですが、レンコンはどちらかというと苦手な食べ物になります。どうしてもあのシャキシャキした食感が好きになれないのです。

味は苦手ではないし、食べれないことはないのですが避けてしまいますね。レンコンで頭を殴られたという記憶もないので理由はよく分かりません。

でも安心してください。

パクチーは茹でたりすると水分が抜けて萎れてしまいますし、食感は"無"に等しいので問題なく食べれます。

 

③アレルギー

そもそもアレルギーとは何ぞか?というと、アレルギーの原因物質であるアレルゲンに対する過剰な免疫機能になります。

アレルゲンが体内に侵入するとIgE抗体が血中で作られ、粘膜や皮膚に存在するマスト細胞と結合します。その後IgE抗体がアレルゲンを捕獲し、マスト細胞から放出される物質が炎症やかゆみといったアレルギー症状を引き起こしております。

食品においては卵やピーナッツをはじめとする特定原材料はラベル表示義務があり、大豆やバナナなどの特定原材料に準ずるものは推奨表示となっております。

パクチーはいずれも該当しませんが、PFAS(花粉食物アレルギー)に引っかかる可能性があります。

PFASとは花粉症の人が、該当の花粉と似た構造をもつタンパク質と反応する症状を指しており、メロンを食べたときに喉が痒くなるのもPFASによるものとされてます。

花粉症の人がPFASになる食物としてはパクチーが分類されるセリ科も含まれておりますので、アレルギーがゆえに食べれない方も一部いるようです。

 

④臭い

多くの方がパクチーを苦手とする項目ではないでしょうか。

日本ではカメムシ草と言われますし、そもそも別名であるコリアンダーカメムシを意味するKorisと香辛料を意味するのAnnonを組み合わせたことに由来してます。

逆に臭いがないとパクチーらしさを失うと捉えることもできますね。

そんなパクチーですが味覚受容体遺伝子であるOR6A2がパクチーに含まれているアルデヒド成分を食べ物として認識せず、遺伝子レベルで身体が拒絶してしまうようです。

アルデヒド成分を拒絶するのであれば、お酒が飲めない下戸の方ほどパクチーを食べれない方が多くなるのでしょうか。気になりますが、残念ながら調査記録は見つかりませんでした。

 

ではパクチー臭=カメムシ臭という式が成り立つのであれば、カメムシも食べれるのではないかという飛んだ考えも出てきます。

正直食べたいと思いませんが、やはり世界は広い。

タイやラオスではカメムシが食用品として流れているようで、メントスや青リンゴのような爽快感を味わえますが、アルデヒドにより皮膚炎を起こしたりするそうなので躊躇いますね。

仮に口に合ったとすれば、キャンプ場に大量発生するときは歓喜の涙を流すでしょうし、キャンプ場でBBQではなくカメムシパーティも開催できますね。(やるとはいっていない。)

カメムシを生で食べてみた!! 食感はメントス、味は...? ~ハードル高めの昆虫食~ (2014年1月10日) - エキサイトニュース

 

以上より④という壁を乗り越えるのがパクチーが食べれるかどうかの分かれ道になりますね。(壁なのか道なのか・・・)

 

パクチーの種について

パクチーの種はコリアンダーシードとも呼ばれ、肉や魚のスパイスとしても使われております。最近流行りのスパイスカレーでも使われておりますので、実は知らない間に食べているのです。

そんな種ですがホームセンターでも売られており、1ヶ月ほどで採取できることから家庭菜園入門としても人気があるようです。

種は二重の殻で覆われているのが特徴で、外皮を取り除くことで発芽率を上げることができるようです。

 

パクチーの根について

根は葉とかと比較すると癖が少なく、甘みもあるので食べやすいそうです。

根は単体で食べたことがありませんので、一度食べてみたいですね。

 

そんなこんなでいざ実食。

実家で貰った和製の皿が最近のお気に入りです。サイズ感もデザインもGoodですね。

 

特大の茄子が入っておりました。

輪切りでも、半割切りでもないので乱切りだろうか。タイ茄子の小ぶりで丸い形状から考えると、くし形切りかな。いずれにせよ大きい。

程よいからさと甘さがあり、やはり美味しい。

これだからやめられない、止まらない、かっぱえびせんタイ料理。

 

ジューガンマイクラップ。