文明人の水平移動

タイ料理が大量に。

King Island Roasted Coconut Chips with Mango Syrop

実家に帰省したついでに、新栄にありますワールドフーズへ行ってきました。タイだけでなく、ベトナムインドネシアの食材を取扱う店舗になります。店舗ビルにはタイ国旗、店内にはインドネシアの国旗が掲げられておりました。

国旗は国のシンボルとも言えるものですし、タイ国旗にはどんな意味があるのか気になって調べてみました。

青を中心に白、赤でサンドイッチしたようなデザインがされており、トン・トライロングと呼ぶそうです。青は王室、白は仏教で神聖なものを意味する白象、赤が国民を意味しております。

そんなタイの国旗ですが、昔は赤背景に白象が描かれたデザインをしておりました。しかし当時の国王が洪水が起こった場所の視察に訪れた際に、反転して掲げられていた国旗をみて、反転してもよいデザインへと変更をさせております。

新旧の国旗のいずれにも含まれている白象ですが、大きく2つの意味を持っております。

1つ目が、仏教のとしての意味。

仏教の世界では釈迦の母である摩耶夫人が、釈迦を身籠った際に胎内に白象が入った夢をみた逸話が存在しております。また、如来になる修行をしている"菩薩"にて理性や慈悲をつかさどるのが普賢菩薩が乗っているのも白象になります。

このように白象は仏教と深い関係があり、神聖なものとして捉えられております。

 

※釈迦や如来、菩薩についての説明は以下サイトが分かり易かったです。

https://www.city.funabashi.lg.jp/gakkou/0002/ooana-j/0003/p078689_d/fil/bijutsu20414.pdf

 

2つ目は、無用の長物としての意味。

1つ目で神聖なものとして捉えられていると説明しましたが、神聖が故に日常生活では使用できず餌代ばかりかさみます。その為、王様は嫌いな家臣に白象を与えて経済的破綻へと追いやったそう。

田舎のヤンキーが乗っている、型式の古いセダンタイプの外車と同じように"無用の長物"ですね。社交低くして、扁平タイヤ履いていたら最高。(こんな発言してたら夜道で闇討ちに遭いそう・・・)

 

いずれにせよタイらしさが溢れた国旗です。

そんな国旗が掲げられているお店でみつけたのが、KING ISLANDのココナッツチップス(マンゴー味)です。こちらは期間限定の商品のはずですが、何故か置いてありましたので思わず購入。

他にもチョコレート、パイナップル、キャラメル味があるのですが、店頭では見かけたことがありません。しかし、今はネットで簡単に何でも買える便利な時代ですのでちょいと調べたら楽天で購入できることが分かりました。

自宅でタイパーティとかするときは購入必須ですね。(私はパリピでもないですし、やる予定はないですが。)

 

そういえば以前から疑問に思っていたのがKing Islandの場所についてです。実はこの島はオーストラリア タスマニア諸島に属しており、タイは一切関係ないんですよね。ココナッツが多く取れるという訳でもないので、何故このネーミングになったのか。APF社に問い合わせてみましたがまた回答は入手できず。疑問は宙ぶらりんです。

いざ開封の儀。

南国を思い浮かべさせるトロピカルなデザイン。南国の猿やゴリラ達も思わず歓喜のドラムコングをしたくなっちゃいますね。

よくよくみるとcoated with mango syrupの文字が。どうやらベースであるココナッツにマンゴーシロップを混ぜているのではなく、コーティングしているように読み取れます。その為、成分表の8割以上をココナッツが占めております。

Citric acidとはクエン酸を指しており、こちらは日本ではph調整剤としてラベル上は表記されていることが多いでしょうか。微生物の繁殖とphには関係性があり、繁殖を抑えるために添加物として使用します。

 

食べてみました。色はプレーンタイプとは違い明らかに暖色系の色となっておりました。プレーンタイプと同じく、薄くカットされたココナッツですので強く触るとボロボロ崩れてしまいました。

ココナッツ味が主ではありますが、ほんのりマンゴーが味がして美味しいです。どちらかというとマンゴー味派ですね。欲をいえばもう少しマンゴーが強くてもよかったですね。また別フレーバーも食べてみたいと思いましたとさ。

ジューガンマイクラップ。