文明人の水平移動

タイ料理が大量に。

西山商店街 マッサマン

名東区西山商店街にあるマッサマンとうお店へと行ってきました。

中高時代を過ごした星ヶ丘からほど近い場所にあり、お店の前を何度か通っていましたが存在すら知りませんでした。元々は伊勢志摩にお店があったようですが、コロナ禍の影響で西山商店街へと移ってきたようです。

西山商店街の駐車場に車を停め、虹ヶ丘公園でキャッチボールをした思い出や商店街に残っている本屋の存在などを懐かしみながらお店へと向かいます。店舗当時の私はタイ料理を食べに再訪するとは想像もできませんでした。

 

店内はタイ料理屋にありがちな雑多な雰囲気ではなく、シンプルでお洒落な雰囲気でした。タイ語のTV番組が流れておりましたが、来店する方向けではなく調理担当であるる"kanyarat kogaさん"向けでしょうか。

カオマンガイを注文したかったのですが、訪れた日は西山小学校で運動会があったようで鶏肉が完売とのこと。鶏肉完売でお察しの方も多いと思いますが、タイ料理から鶏肉がなくなるとメニューが一気にすくなくなります。メニューに"ガイ"が付くものは全て頼めないことになります。

仕方なく、店長おすすめのカオパットクンとパネーンカレー、ヤムウンセンのセット(1600円)を注文。注文したいものが頼めなかったこともあり、割高に感じてしまいました。

ヤムウンセンは辛さが選べるのですが、辛さはタイベースですので日本ベースに変換すると普通≒中辛。取り立てる特徴はありませんが、ピリピリきて美味しく食べることができました。

 

カオパットクンは店長に勧められるがままに、パネンカレーをかけて食べてみました。カオパットクンに使われているパラパラのタイ米にパネンがコーティングされ、胃にかきいれることができます。個々の美味しい料理が相乗効果を出し、より美味しくなるということはありませんでした。

どちらかというと組み合せて食べても不味くならず、食べやすくなる。でしょうか。

組み合わせにはグリーンカレーではなく、パネンカレーを使用することでしたのでタイ南部に存在する食文化かと思い店長に確認したところ、「単に調理担当の子が好きなだけだよ。タイには決まった食べ方は無いし、好きなように食べてる。」とのこと。

「ああ、この自由さこそタイの魅力だなあ」と感じ店を出ました。

 

タイ料理店ではありますが、日本人向けの味付けに変更されており癖の強さが一切ありません。使用しているナンプラーも本枯節を混ぜたオリジナルで、癖が消されて甘みのある味に。これは料理人であるkanyarat kogaさんが日本食に感化された影響によるものだと思う。

タイ料理の導入としてはいいお店ですが、ちょっとタイ料理らしさが薄くて物足りなかったですね。自分が住んでいた場所について言うのもあれですが、星ヶ丘といった落ち着いた町の雰囲気には合ってるのかも。

ジューガンマイクラップ。