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タイ料理が大量に。

ココロール

ベイシアにてタイフェアが開催されており、ココロールというお菓子が売っておりましたので買ってみました。ベイシアのタイフェアについては別記事でご紹介しようと思います。

ココロールとは医療機器の圧力から肌を守るクッション商品、ではなくコンフェックス(株)のグループ会社であるクリート(株)が販売する米粉を使ったお菓子のことです。

小麦粉を使用しておらずグルテンフリーなだけでなく、乳製品の代わりにココナッツミルクを使用した低カロリーで人気が高まっているようです。

 

ふと思いました、米粉って何なのかと。米を粉砕したものだと勝手に想像しておりましたが本当にそうなのかと。気になったら調べずにはいられませんので、調べてみました。

 

想像は当たっており本当に米を砕いただけのものでした。うるち米から作る上新粉、もち米から作る白玉粉、もち粉と米の品種で粉名も変化する用です。

では白米から作る米粉ですが、そもそも白米とはお米の精製度合いを表す言葉であり、精製度合いにより白米と玄米に分けられます。

玄米から糠や胚芽などを除いたものが白米と呼ばれております。

これらを図に纏めてみますと以下のようになります。

ではうるち米ともち米は何が違うのか

そもそもお米はデンプンで作られております。デンプンはグルコースと呼ばれる糖が鎖状になったものになります。

また、枝分かれしたグルコースはアミロペクチン、枝分かれしていないグルコースアミロースと呼ばれます。アミロペクチンは水を加えると粘り気を生じるのに対し、アミロースは粘り気を生じません。

つまり、アミロペクチンアミロースの含有率がうるち米ともち米との違いになります。もち米はアミロペクチンのみで構成されております。

 

ここで気になるのがタイ米です。

タイ米の特徴と言えば、パサついている、長細いなどあります。パサついているという点からお察しの方はいるかと思いますが、粘り気とは対立する性質になっております。

つまり、アミロペクチンは少なく、アミロースを多く含んでいるのがタイ米になります。日本のうるち米と比べてもアミロースは20%ほど多く含んでいるのでパサついているのも納得ですね。

 

GI値との関係について

血中糖度の上昇し易さを示すGI値ですが、タイ米は日本米と比べてGI値が低いとされます。この理由としては、アミロースを多く含んでいることが関係しております。

デンプンが消化されるにはアミラーゼという酵素の働きが必須になります。アミラーゼには分子を端からしか切れない特性があるので、分岐の多いアミロペクチンの方が鎖が切りやすいことになります。つまりアミロペクチンは分解されやすく、血中糖度が上がりやすいことになります。

逆に、タイ米アミロースを多く含んでいるので血中糖度が上がりにくく、GI値ジャポニカ米より低いということにも納得です。

 

食べてみました。

米粉を使ったと大々的にパッケージに書いてありますが、成分表をみるとタピオカ澱粉の方がよく使われていることになります。

 

「嘘は言ってないけど、アピールするほどの内容じゃないよな」と素直に思いました。

薄い生地が3重に巻かれており、味は美味しいです。牛乳に浸して食べても絶対に美味しいです。でもブルボンから出ているルマンドの方がコスパも味もいいかな。

 

まだ、1つの商品しか食べたことがないので他にも食べてみたいですね。

 

ジューガンマイクラップ。