実家への帰省ついでにマイペンライというお店に行ってきました。
マイペンライとは「大丈夫、何とかなる。」という意味のタイ語で、問題が起こったときなどに使用される言葉になります。沖縄の「なんくるないさ。」と同じものですね。
海外などでよくみる"何とかなる精神”は私たち日本人が見習うべき考え方だと思っております。そこまで神経質にならず、問題が起こったときは解決することを楽しむくらいでいいのかなと。決して、"先回りして考えず、取り返しのつかない問題を回避しない"ということではありません。
コロナ禍のためか軒先にてテイクアウト注文ができるようになっておりました。伏見駅周辺はオフィスビルが乱立しておりますので、利用されることが多いのでしょう。昼休憩に周辺のお店のランチを食べる生活は少し憧れますが、コストを考えると社食やお弁当に行きつくのでしょう。
店内入ってすぐの壁に、タイセレクト認定店の証書が掲示されておりました。お店自体は奥行きがあり、奥には大型テーブルが配置されており人数が多く腰掛けられるようになっております。本日は1人での訪問でしたのでカウンターへと案内されました。
カオマンガイトードというカオマンガイの"鶏(ガイ)"を揚げた(トード)"料理を食べてみました。よくよくメニューをみるとMIXカオマンガイというものがあったので少し後悔。でも料理が美味しくなくなってしまいますので、「マイペンライ」ということで気にしないことにしました。
タイ現地では「カオマンガイパッソム」と伝えれば、カオマンガイMIXの注文はできるようです。
早速食べてみました。ご飯は鶏の出汁が染み込んでいて美味しい。
カオマンガイはシンプルな料理ですので、「リバウンドを制する者は試合を制す。」という桜木花道の名言を借りると「ご飯を制する者がカオマンガイを制す。」と言ってもいいのではないでしょうか。
また、ガイトードですが、日本の家庭でみる唐揚げとは若干料理手順が異なっております。日本式は味の付いた粉を鶏肉にまぶして揚げるのですが、タイ式では下味が付いた鶏肉を粉にまぶして揚げるのです。タイ式は北海道で食べられているザンギに近いですね。
スイートチリソースをつけて、ガイトートだけ、ご飯だけ・・・etc.と食べ方に悩まれる方もいるかと思います。そんなときは、「マイペンライ」と頭で唱えるのがよいでしょう。どれも美味しいですし、また訪れればよいのだから。