世界のスープ食堂シリーズよりトムヤムクンを飲んでみました。
パッケージにはもち麦入りとありますが、トムヤムクンにもち麦を入れるというのは初めて耳にします。日本のMCC食品(株)が手掛けている商品なのですが、どうやら世界のスープ食堂シリーズは全て麦が入ってるよう。その為、メーカ側での勝手なアレンジだと推察します。
もち麦って何ぞ
米にはうるち米ともち米が存在していますが、実は麦にも存在しております。
[詳細な分類について]
麦は、大麦、小麦、ライ麦・・・etc.と分類されます。
次に大麦は皮麦とはだか麦へと分類がされます。はだか麦は、穂の6列全てに実が付く六条と2列だけ付く二条とに分類され、それぞれのアミロペクチン、アミロールの含有によりもち性、うるち性に分類されます。
ちなみにみんな大好きビールは皮麦/二条、麦茶は皮麦/六条で作られます。今回はもち麦で麦ごはんとして使用していますので、分類上ははだか麦/二条or六条/もち麦になるのかな。
ちなみにオートミールはオーツ麦と呼ばれる麦を加工したものになります。
なぜトムヤムクンに麦をいれるのか
世界三大スープと言われているトムヤムクンですが、今回の商品をみて本来の食べ方はご飯(タイ米)を入れて食べるのではないかと考えました。
この疑問について調べていたところ、実際のタイ現地での食べ方の記事がみつかりましたのでご紹介したいと思います。
タイ人はスープは飲むのではなく、ご飯にかけて米にスープを染み込ませて食べる。
まさに目から鱗が落ちる内容でした。スープという単語で飲むものだと思い込んでおりましたが、食べるのです。
「カレーは飲み物」という有名な言葉がありますが、「トムヤムクンは食べ物」という迷言をこの場に残したいと思います。
てなわけで作っていきます。
レトルト品ですので、湯せんすれば完成です。エビが入っていないと思い、6匹ほどパウチと一緒に茹でました。(結果としては入れてよかった。)
我ながら大雑把な性格を伝えられるよい画像です。
中身はエビ、マッシュルーム、ヤングコーン、タケノコです。
エビは既に入っておりましたが自分が入れたものとは異なり、どす黒い色をしております。プリプリ感もないので、入れて正解でした。
味はトムヤムクンというよりトマトスープに近かったです。でもトマトは使用されていないので、一体何の味なのかは分かりませんでした。ライム果実や蝦醤(小エビを塩漬け発酵させた調味料)が作り出した独特の風味でしょうか。
でも蝦醤は苦手な味ですね。ベトナム料理屋でのマムトムの恐怖が迫ってきます。アレルギーはありませんが、小エビ自体が得意ではないのかも。由比の桜エビとか。
完食はしましたが、リピートはなさそうです。
ジューガンマイクラップ。