毎度お馴染みヤマモリ(株)より、レトルトのトムカーガイを作ってみました。作ると言っても温めるだけなのですが、調理という行為には違いないですよね。
トムカーガイはトムヤムクンの影に隠れてしまい、あまり目立たない料理なのですがタイの家庭ではこちらの方がよく食べられております。私個人もトムカーガイの方がまろやかで美味しいので好きです。
料理の意味は煮る+生姜+鶏を組み合わせたもので、主役は生姜と鶏肉になるのかな。でもパッケージは鶏肉を差し置いて、マッシュルームが目立っております。
そういえば、最近の大学生はみんなマッシュルームヘアーをしているそう。
よくよく街中を見渡すと、マッシュにオーバーサイズな薄紫色の服を着ている学生が多い。
自分たちの世代のときは「ジレ」と呼ばれる、黒ベストが流行っておりました。ネットの世界では木こりベストとか馬鹿にされておりました。(きっと茶髪+ジレ+ネックレスが揃うと何か貰えるのだろう。)
私はスウェットorウインドブレーカーというファッションスタイルでしたので、気にはしませんでしたが。いや、気にした方がいいのでしょうが、時すでに遅し。
スープが入ったパウチは、カレーで使われているものとは違いアルミ箔性。異物の検出せいなのか、熱の加わりやすさ?それとも耐熱性?
残念ながら、どのように使い分けされているかは分かりません。
中身を器に移して食べていきます。でっかい鶏肉!と思ったらマッシュルームでした。
唐辛子は2本入っており、スープ全体に辛さが行き渡っております。レモングラスの爽やかさのある酸味もスープに染み出ており、タイ特有の複雑な味を生み出しております。
ボリュームは少な目ではありますが、これを一から作るとなると時間もお金も掛かりますので簡単にトムカーガイが食べれるだけでもありがたいです。
ふとパッケージに目を戻すと・・・
「いや、待ってくれ。マッシュルームじゃなくて、フクロタケじゃん。」
フクロタケは聞き馴染みがないですが、実はシイタケ、マッシュルームに並ぶ世界三大きのこの1つでした。日持ちしないキノコのようで、日本では群馬県でのみ生産されております。
つまりは日本で流通しているフクロダケはほぼ100%海外で収穫されたものであり、水煮されて輸出されますので、香りが抜けてしまっているのです。フクロダケの香りを楽しむなら、群馬へGoということですね。
私たちは常日頃から当たり前のように色々な食材を口にしていますが、知らないことばかりです。
知らないことを少しずつ明らかにして、毎日の食事に彩を付けたいですね。
そしてネタにしてすまない、マッシュルーム大学生たち。
ジューガンマイクラップ。