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タイ料理が大量に。

イナバ食品(株) タイグリーンカレー

イナバ食品(株)が製造販売しておりますグリーンカレー缶を食べてみました。

 

この日は残業が長引き、帰宅したら22:30。流石に帰宅してから作る気にはならず、缶詰に甘えました。

諸事情により通勤時間が80minくらいになり、定時に帰らないと「会社と自宅の往復で気付いたら年を取っている。」という人生において最もやりたくない行動をすることになっているので、早く解決しないとですね。

デザインをみると小さく「化学調味料不使用」の記載がありますが、ラベル表示はがっつりと食品添加物が含まれております。

 

どちらが本当のことを言っているのか、調べてみました。

どういうときに化学調味料不使用と表示できるのか。

2022年3月30日に消費者庁より「食品添加物の不使用表示に関するガイドライン」が策定されております。

これまでは食品表示法により、食品に使用された添加物の表示は義務付けられていましたが、不使用については定められていませんでした。

その為、不使用という表示があることで添加物=全て危険(言い換えると、無添加≠安全)という誤った認識を持つ人が出てくる問題があったので、この問題を改善するためにガイドラインが策定されております。

ガイドラインでは不使用表示に関するNG事項を10つの型に分類しております。

そもそも化学調味料とはグルタミン酸を主成分とするうま味調味料のことであり、味の素を指しております。味の素が商品名なので、放送用としてマスコミが作り出した用語になります。

つまり、”化学調味料”とは食品表示基準には一切登場してこない単語になるのです。ガイドライン策定されてからは化学調味料という単語自体が使用非推奨となっていきますので、化学調味料自体をパッケージに使用すること自体が誤っております。

 

食品添加物化学調味料の違いは何か。

化学調味料はうま味成分を出すために加えるグルタミン酸をはじめとするアミノ酸類であり、食品添加物の一つになっております。ラベル表示ではアミノ酸等と表示されているかと思います。

今回のグリーンカレー缶のラベル表示をみてみるとアミノ酸等という表示はされておりませんので、うま味を出すための調味料は加えられておらず”化学調味料不使用”とうたっております。

 

確かに、表のパッケージだけみると”健康に良さそう”と勘違いする消費者が現れるのも分かります。メーカが勘違いするように誘導してきますが、思い込みをせずに食品をみていきたいですね。

 

食べてみました。

中身は鶏肉の固まりと、脂ギトギトのグリーンカレースープ。脂でタイ米をコーティングして、滑らかに胃へと送り込みます。

多くのメーカからグリーンカレーが出ておりますが、イナバ食品のものはココナッツミルクの甘味が強いのが特徴ですね。

こぶみかんの葉や唐辛子も入っておりますので、100円でこのクオリティは高いと思います。缶詰であり、保存食としても優秀ですので、家に1つくらい置いておいてもいいかも。

ジューガンマイクラップ。