文明人の水平移動

タイ料理が大量に。

パーンナライ 富吉

久しぶりにジャパンのタイ料理屋に遠征に行ってきました。

サワデーすみ芳か東桜パクチーのどちらにしようか悩んだ末、蟹江町の富吉駅前にあるパーンナライに決定。どうやらタイ語マイペンライと同じ、”問題ない”を意味するようです。

 

富吉駅までは名古屋駅から車で約30分ほど。田んぼの広がる長閑な場所にあります。

JRと近鉄が通っており、駅前には富吉住宅と呼ばれる団地が広がっているので朝晩は人が多いことが想像できます。おそらく飛島村四日市の工場へ働きに行けるベッドタウンとして機能しているのでしょう。

駅前には無料の駐車場はありませんので、モータープールに停車しました。30分/100円の設定なので、許容できる金額設定です。

銀座だと10分/500円はするので、まさに金を産む土地ですね。車1台分の敷地でいいので分けて欲しいものです。

 

店の入り口にはタイの国旗を模した看板があるので、迷うことはありません。看板をみると”タイ調味料・食材”とも書かれております。

店内は2名/4名のテーブル席がそれぞれ1脚、そしてカウンターとこじんまりとしております。

 

店内に入ってすぐ右手には調味料販売コーナーが設置されていました。何品か手に取ってみてみましたが、窓越しに差し込む紫外線により、パッケージが変色したりしているものがありました。先入れ後出しはしてなさそうですので、買うなら手前のものを選ぶべきですね。(ひと目でわかるので大丈夫だとは思いますが)

ナムンギャオを作るペーストも売られてました。これは珍しいですね。

冷蔵庫にお酒類がストックされており、Chang、LEO、ShinghaとBIG3は抑えられていました。さすがにカラバオのビールは無かったですね。

カラバオは2023年11月にビール業界に参入し、ブーンロート・ブリュワリー社(Shingha)やタイビバレッジ(Chang)に次ぐ第三のメーカーになろうとしております。

つまりLEOが対抗馬となるわけです。2024年にはLEOを凌ぐことを目標にしてますので2025年にどうなっているかが見所。

でも今日は車なのでお酒は飲めませんので、ガッツリとご飯を食べます。

メニュー表にはタイ語はなく、いずれも日本語表記で頼みやすい。

メニュー数も小型店ながら豊富。

カオトードティアムとラードナームー、そして美味しいと評判のパッタイを注文しました。特にラードナームーは初めて目にするタイ料理です。

 

カオトードティアム

カオ(ご飯)+トード(揚げる)+グラティアム(ニンニク)から成る料理で、要は鶏肉のニンニク揚げご飯です。

まるで日焼けしたオッサンのようにカリッと茶色く日焼けした鶏肉がよい香りを放ちます。肉は柔らかく、適度に塩辛く、ニンニクのパンチも効いているので美味しい。

脂身がほぼないので、脂身が苦手な人にもおすすめできますね。

 

追い打ちのドライガーリックもよいですね。そして何故かタクワン。何か企ん(タクワン)でるのでしょうか。

チリソースがついてきますが、ニンニクの風味がマスクされてしまうので、個人的には無い方がよかったです。

ラードナームー

ラードナー(餡かけ麺)+ムー(豚)と単語から成る料理で、八宝菜のようなタイ料理になります。中国から伝わった料理なので、味付けが辛くないのが特徴ですね。

出てきたときは「ただの野菜炒めじゃん」と肩を落としたのですが、よくみるとセンヤイが入っております。半透明なので、すぐには分からなかったですね。

 

味付けは塩コショウとオイスターです。とろみがついた調味料が野菜やセンヤイと絡んで、口の中で旨味が広がります。これが病的なほど美味しい。

この旨味の正体は調味料に含まれるある食材によるものでした。

それこそグルタミン酸の塊こと「納豆」です。とろみは片栗粉によるもの+納豆による粘りにより生じていることが分かりました。

 

中国食文化が入り込んでおり、タイ料理の香辛料が苦手な人でも食べやすい味付けですし、これまで食べたタイ料理の中でも上位にくるほどの味でしたので、他店でも食べてみたいです。

 

パッタイ

言わずと知れたタイ焼きそばですね。プリプリした海老、細かく砕かれたピーナッツ、油揚げ、ニラ、もやし、そして桜エビが入っております。

量も多すぎず、味も美味しいのですが、桜エビの主張が強すぎる・・・

 

あまり桜エビが好きではない私としては微妙。やっぱ卵とじパッタイがよかですね。

桜エビ苦手じゃないよ!という人はご賞味あれ。一応クルアンプルンはついてきます。

3品も頼めばお腹は一杯です。

帰るときにおばちゃんに「アロイ マーク」と伝え、お店を出ました。駐車料金は200円。

 

タイ料理屋台の近くにはタイ食品店があることが多いので、富吉駅の先にある弥富駅前にある「THÁI DƯƠNG MART」に立ち寄りました。(ex. 三好の"ぺっぽい"と"Thai store tik"、新宿の"アジアスーパーストア"と"トンタイ")

THAIという名称ですが、ベトナム料理中心の店でした。THÁI DƯƠNGはベトナム語「太陽」を意味するだけで、タイランドとは関係がないようです。

 

団地の人をはじめ、多くの方に愛されるお店だと感じました。

 

ジューガンマイクラップ