仕事を終え、電車に揺られて帰路につく。
我が家は共働きで、平日は先に帰宅した方が料理と風呂の掃除をすることになっている。
その為、両者の残業があった場合は21時半過ぎにご飯を食べ始めるということもしばしばある。
どんな時でも二人で食事をするということは結構意識している点だ。
いくら美味しいご飯を1人でつついても美味しさは減少してしまうのだ。味自体は1人で食べても、2人で食べても同じはずなのに不思議なものである。
今日は私の方が帰宅時間が遅かった。人ばかり減り、補充されない職場なので常に手が回っていない。
部屋に入ると、ニンニクのいい香りがする。
そう、エミタさんがパックブンファイデーンを作っていたのだ。空心菜が焼け、パチパチと油の弾ける音も食欲を刺激する。
鮮度の良い空心菜のサイズが炒め時間と共に小さくなっていく。調理開始から5分ほどでパックブンファイデーンが完成した。ニンニクだけで味付けをしていたので、シーユーカオを追加しておいた。
ハイネケンのノンアルコールビールと共に実食。これは名駅で配っていたやつだ。
久しぶりの炭酸が身に染みる。
そしてパックブンファイデーン。
グガガガガゲゲゲゲゲ
舌に電撃が走る。そして後から追いかけてくる刺激。
辛い、辛すぎる。目の前がブラックアウトするかと思うくらいだ。(過剰表現)
これじゃあ明日の朝に私の黒部ダムが決壊することが目に見えている。
慌てて、唐辛子を取り除くことに。
それにしても出てくる唐辛子の多いこと。ボロボロのボロネーゼだぜ。
まるで隠蔽や捏造を繰り返し行っている企業に立入り審査があったかのようだ。
取り除いたのは正解で、程よいピリ辛さが残って美味しい。
そして空心菜の歯ごたえの良さ。ほうれん草にはない植物繊維の食感だ。
ノンアルコールビールと共に美味しく完食。
原材料100円強しかかからず、5分くらいで作れる料理だが、タイ料理屋では500円~で売られている。
やっぱ飲食店って儲かりますなと思いましたとさ。
ジューガンマイクラップ