文明人の水平移動

タイ料理が大量に。

タイ旅行3日目(2024/04/29)

8:00起床。

エアコンの風が直で身体に当たり続けていたので夜中に何度か目が覚めてしまった。東南アジアでの温度調整は難しい。

 

朝の身支度を整え、朝食を食べに「Roti Taew Nam」を訪れた。市街地は駐車禁止の場所が多くて困る。

ちなみに路肩に引かれた赤白ラインが駐車禁止を意味し、黒白ラインは駐車可能。但し、路肩にしっかりと車体を寄せることを意味する。

黒白ライン(私はゼブラマークと表現)にバイクを停め、店へと進んだ。エミタさんはつい最近までシマウマの縞模様を横線だと思っていたようで、小さな衝撃を受けた。

「Roti Taew Nam」はミシュラン ビブグルマンを取得した人気店だけあって、朝から大盛況。自分たちが到着したときは満席だった。人口密度が高く、数年前の小池都知事が見たら発狂したことだろう。

 

店の中へと案内してもらい、タイ人の方と相席。お爺ちゃんだったので特に会話はせず。

 

Banana Egg Rotiと2 Plane Roti with Fried Egg、そしてBeef Massaman Curryを注文した。紙に書いて渡す形式なので注文しやすい。

 

店内はRotiを焼く鉄板の熱が籠り、サウナ状態。まさに天然サウナである。全国のサウナ―と称する者は必訪だろう。

まずBeef Massaman Curryが到着した。ドロッとしたカレーを想像していたが、さらさらで水っぽい。北海道のスープカレーのようだ。

 

飲んでみると、ピリッと胡椒の刺激が胃袋をつついてくる。

単体だと胡椒辛いのだが、プレーンRotiを浸して食べると味がまろやかさを持つ。半熟卵を絡めるとまろやかさは更に増し、味の変化を楽しむことができる。

甘くないロティは初めて食べるが、美味しですね。

そしてバナナロティ。こちらはよくあるロティだ。

油で揚げられた生地に練乳と砂糖がトッピングされており、カロリーに関しては申し分ない。むしろカロリー爆弾という危険物に該当するくらいだ。

チョコがかかっていたら鬼に金棒だろう。甘党の私は満面の笑みでいただいた。

宿へと戻り、日焼け止めを塗り直したらワット チャイ タララームーを目指した。

爆竹を鳴らすことで有名な寺院であるが、建物の景観もタイらしくて素晴らしい。寺院の最上階からは次の目的地であるBig Buddhaを眺めることができた。

天気が曇りだということもあり、大理石でできた床が熱くなっておらず、足の裏がBBQにならなくてよかった。

 

爆竹を鳴らすレンガ造りの窯。願いを書いたお札と一緒に入れるのだとか。

願いを爆発させて、どういう理屈で叶うのか・・・

寺院の入り口ではタンブン用の生き物としてカエルやドジョウなどが売られていた。店員のオジサンは「食べるためじゃないよ。寺院内の池に帰して、徳を積む」と教えてくれた。

でも寺院に放たれた生物を回収して、再販売すれば半永久的にお金が生まれることになる。どうやらオジサンは徳ではなく、お金を積んでいたようだ。

 

天気は怪しいが、Big Buddaへバイクを走らせた。

R4024を小道へ曲がり、ひたすら道沿いに登っていくとBig Buddhaに到着する。バイク用の駐車場も完備されており、プーケットの1つの観光地として機能している。

寺院は神聖な場所であり、肌の露出を禁じているがファランたちは水着を着てやってくるので入り口で警備員の人に止められていた。毎日の恒例行事になっているのだろう、慣れた様子で羽織を貸していた。

 

Big Buddhaの周辺は展望台になっており、プーケットのビーチを眺めることができる。プーケットに来て2日目だが、まだリゾート感を味わっていない。でも明日は自分達も青く澄んだ海にいることを想像すると気持ちが昂る。

 

寺院の出口では僧侶の方がご祈祷してくれるようでしたので、お願いすることに。

水飛沫をかけられた後、ミサンガ(タイ語でサーイシン(聖糸)を受け取り、お布施を払います。

サーイシンはカラフルで洒落てます。プーケット旅行の厄除けとして機能してくれたらよいな。

※ちなみにミサンガは男性は右手、女性は左手につけるようで、違う手を差し出したら注意されます。私はされました笑

 

時刻は13:00。最も気温が高くなる時間帯だ。

Big Buddhaを離れ、暑さから逃げるように近くの「Baan Kanom Bakery&Restaurant」へ向かった。

実際に行ってみたが、それらしい建物はないただの住宅街であった。

行き先を失い、止む無く「Villa Market Chalong Phuket」へ行くことに。ここは小さな商業施設で、家電やKFC、スタバなどがテナントとして入っている。

お腹も空いてきたので、涼めそうなレストラン「MK Restaurant」に入ったが、ここがまさかの鍋専門店。流石に鍋を食べる気はでなかったので、本来は締めで食べるだろうラーメンとワンタン麺を注文した。

味の素と塩の効いた豚肉、そしてホウレン草の練り込まれたインスタント麺。

不味くはないけど、ハズレなお店だ。

 

最先端の配膳ロボットを導入していたが、お客さんがいないからかテーブルに置くのは店員さんと言う意味のないサービス。

暇そうにしており、やることがないからとはいえ、将来が不安になるお店だった。

食後はVilla Market内を見て回った。タイのトイレに設置されているウォーターガンは日本円で約2500円と意外と安価。

海外のホームセンターはその土地や生活スタイルが表れるので見ていて楽しい。

私の中で日本のホームセンターと言えば木材やガーデニング用品ですが、タイでは殆どありませんでした。スーパーに並ぶ海外各地の立ち寄るべきスポットだと思います。

インスタ映えスポット?そんな場所より、スーパーとホームセンターですね。

 

そして次の目的地、プロムテップ岬を目指します。位置としてはプーケット島の最南部に位置します。

 

途中でコンビニでアイスクリーム休憩。

Boranのアイスクリームを食べました。味はタイティー味とチョコレート味。

ホワイトチョコでコーティングされたモナカにタイティーアイスが入っており、タイティーの味がしっかりとしました。

ミキティではなく、「タイティィィィーーー!!!」と叫びタイ。

 

プロムテップ岬はサンセットが有名な場所なので、到着時はガラガラ。

象を祭った祠やヒンドゥー教寺院があります。

一体何体の象のオブジェがあるのだろうが。むしろよく集めたなと思います。

 

せっかくなのでヒンドゥー教寺院に入ってみました。厳粛な雰囲気の場所かと思いきや、どうみても教徒でない人達で溢れております。それもそのはず、岬周辺にはカフェのような涼む場所がないのですが、この寺院内はエアコンの効いた絶好の避暑スポットなのです。

前述の通り、ここはサンセットが有名な場所なので早く着きすぎたら熱署の中を待つことになります。その穴場スポットこそこの寺院だったのです。

管理人らしき方が1名いましたが、続々とくる避暑難民を笑って写真を撮っていました。私もその1名なのですが笑

 

身体も涼んだので岬に繰り出します。

岬の先端までは歩いて向かうことができ、道整備されております。

砂で地面が滑りやすくなっていますが、特に危険な箇所はありません。ルイヴィトンのバッグを持った中国人やワンピース姿のタイ人女性など運動に不向きな格好でも行くことができます。

 

プーケットの最南端ですが、最果て感はなく、軽いエクササイズですね。ただ、暑いときには身体にきますね。全身の毛穴から汗が吹き出します。

汗の噴出速度が追い付かず、身体の芯まで熱がこもってしまったので再びヒンドゥー教寺院へと戻りました。

 

汗は引いたが、身体はまだ熱いままでしたので「Crape Factory」というカフェへ。

アイスアメリカ―ノ とシナモンアップルクレープを注文。アメリカ―ノは想像以上にサイズが大きい。スタバのグランテサイズはあるんじゃないか。

でも小さいよりは全然ウェルカム。昔話「おむすびころりん」に私が登場したなら、迷うことなく大きな宝箱を持ち帰ることでしょう。

シナモンアップルパイは、柔らかく焼かれたリンゴが三重の生地に包まれていました。皿にはヌテラが塗られていました。かなり美味しかったので、秋に家で作ってみたいですね。

 

このお店は子供向けの遊具施設が併設されており、店員さんも楽しそうに子供の相手をされておりましたので、親子連れでも気軽に訪れることができるかと思います。

 

お釣りはコップに入れてくれる遊び心もあります。+αでチューイングキャンディーが付いていたのも嬉しい。

身体も十分に冷えたので、店の外に出ると日が暮れていました。

外ではナイトマーケットの準備が進められており、ネオンが色めき始めていた。

そしてR4024をひたすら走り、次なる目的地「Laem Hin Seafood」を目指します。

こちらは宿にいたお兄さんが「もうシーフードは食べた?食べてないならここが押すめ。地元の人で賑わう、安くて美味しいシーフードレストランだよ。バイクがあるならすぐ行けるよ」と教えてくれたお店だ。

 

R4042からR402へと移り、細い路地を進むとお店がみえてきました。

路地を走っているときは「本当にこの先にお店があるのか?野犬とか飛び出てこないかな」と疑っておりましたが、お店の前に来るとガッツポーズ。観光雑誌には載らない、どうみても大当たりの美味しいお店だ。

 

店内に入ると桟橋上にあるテーブルへと案内されました。Googleの口コミでは蚊が多いという情報がありましたが、気になるほどはいません。

でも机には虫よけスプレーが置いてあり、店員さんがメニュー表を持ってくると同時に足元にあった蚊取り線香へ火をつけたりと情報に偽りはない様子。

  

メニューの品数は非常に多いです。面白いのは、魚、海老、蟹など種別にメニューが分かれており、100g単位何バーツかが書かれております。

g単位の感覚が分からなかったので、単品メニューを注文しました。

Kaow-Pad Poo、Pad Broccoli、Sai Koong、Hoi-Jaw、Young Coconuts Shakeを注文しました。

まず出てきたのが蟹炒飯こと”Kaow Pad Poo”です。それにしても量の多いこと。Mサイズを注文しましたが、Lサイズだと痛い目に合ってたことでしょう。

蟹の身ががっつりと入っており、蟹の風味が炒飯全体に広がり美味しいが止まらない。 こんなに美味しい炒飯があるのかと思いました。

 

次に出てきたのがブロッコリー炒めこと”Pad Broccoli Sai Koong”です。でもメニュー表と違い、海老が含まれていません。海老が食べたくて注文したので、これは譲れない。

「Where is Shrimp?No Shrimp. I want to eat shrimp」とメニューを指差しながら海老を欲していることを伝えました。小学生みたいな発言ですが、致し方ない。

 

どうやら海老の有無はメニュー料金によって決まっていたようで、120Bは海老有り、140Bは海老無しだという。

注文するとき言っていた気もするので、原因は私のリスニング力でした。いや、お恥ずかしい限り。

年末年始にタイ北部を訪れてから今日までNHKラジオリスニングを続けてきましたが、このざまです。全く身になっていなかったので、ちょっと学習方法を変える必要がありそうです。

 

「Additional shrimp, please」とだけ伝え、無事に海老だけ追加注文することができました。タイの方が優しくて柔軟でよかった。

ニンニクの粒とブロッコリー、海老が炒められた簡単な料理なのですが、ブロッコリーはパサつかず、野菜がもつ水気に覆われており、その中にガーリックの香ばしさが閉じ込められているので美味しい。トレーニー歓喜だろう。

追加してもらった海老もグラビアアイドルのお尻のごとく、プリっぷりである。いや、ブリッブリしている。ブラジル人も仰天ものであろう。

そしてドリンクの"Young Coconuts Shake"。サイズも大きく、キンキンに冷えているので一口目から笑顔が溢れ出ます。ココナッツ果肉も含まれており、サワデーすみ芳の病的に甘いココナッツジュースを越えてきました。

world recordならぬ、kuri-chang recordを更新の瞬間である。

そして最後に登場した"Hoi-Jaw"。

春巻きで蟹と鶏肉のすり身、レンコンを包んで揚げた食べ物だ。馴染みのない味だが、スイートチリソースをつけて食べると酸味が少し加わり、美味しさレベルが1段階上がる。中の鶏肉はホロホロで、一口サイズなのでおつまみにもいい。

 

全ての料理が美味しく、雰囲気共に文句なしのお店でした。

 

旧市街地からはバイクがないと訪れることは難しいと思われるが(タクシーだと帰りの便をみつけるのに苦労しそう)、是非訪れて欲しい。

ココナッツ島行のフェリー乗り場にもなっているますので、ココナッツ島の観光と合わせると楽しめるかと思います。

コスモ石油の言葉を借りると、「ココロも満タン」になったのでチルバナイトマーケットにバイクを走らせた。

夜道は車やバイクのライトが点くので、動きが読みやすくて走りやすい。時刻は21:00を過ぎていたので、車通りも少なく快適。何より体力を奪ってくる太陽の熱射がないのがよい。

 

15分ほどでチルバマーケットに到着することができた。

先日訪れたNAKA MARKETよりも規模は小さい。フリーマーケットのように地べたで服を売り買いする光景が数多くみられた。

 

強い接客はなく、気軽にウインドウショッピングを楽しむことができます。

こちらのマーケットの名物になっている、虫の揚げ物もありました。

見慣れたので特に驚きはしませんし、貴重なタンパク源となっているはずなので、引くこともありません。

こちらは小エビの踊り食い。数時間前の私なら食べていただろうが、今は美味しいシーフードを食べた余韻に浸っており、上書きするのは避けたかったので諦めた。

チルバマーケットでは雰囲気だけ楽しんで、宿へと戻りました。

 

連泊だったのですが、残念なことにタオル交換や水の補充がされておりませんでした。

結局Topsへとバイクを走らせ、水分補充。タオルは使いまわすことに。

一人暮らしの時は1週間同じタオルを使うこともあったのに、私も変わってしまったものです。

明日はGWでのメインイベント、ピピ島ツアーだ。水着やサンダルなど身支度をして床に就く。

アーバスが宿前に8:30に到着するが、その前にレンタルバイクを返却しなければならない。バイク屋の開店時間は8:00なので、時間通りに宿に戻れるかが最大の心配だ。

取り合えず朝早くにバイク屋に向かうため、早起きせねば。

でもその前に、タイに来たら外せない、砂糖入り牛乳を飲むとしよう。

ジューガンマイクラップ