タイ王室が手掛けるブランド”DOI KHAM"のストロベリージュースを飲んでみました。
タイにあるコンビニやスーパーなら大抵手に入れることができ、価格も安いので飲んだことがある方は多いかと思います。
苺は名産地であるタイ北部から仕入れたものでしょうか。DOI KHAMブランドは添加物を殆ど使用しませんので、比較的身体によい商品ばかりです。
成分表を見ても、98%は苺ジュースで、残り5%にマルチトールカルシウム、ビタミンC、ビタミンAが微量含まれております。
マルチトールは聞き馴れませんね。
「デンプンから作られる麦芽糖を原料とした糖アルコール」とありますが、よく分かりません。
一般的な麦芽糖からアルコールになるまでの体内の働きは、以下だ。
1)唾液に含まれるアミラーゼによりデンプンが麦芽糖に分解。
ん?これだとジュースなのにアルコールを含んでいることになる。
含有割合は1.5%なので、酒税法のお酒の定義「アルコール分1%以上の飲み物」にも該当してしまう。
何かおかしい。
調べてみると糖アルコールは一般に言うアルコールの名を冠しているが、甘味料に分類されるようだ。
砂糖に近い甘さに関わらず、人体に吸収されないのでカロリーを抑えて甘さ付与が可能となっている。ガムや歯磨き粉で使われているキシリトールも糖アルコールに分類される。
化学屋ではないので詳細aは分からないが、脂肪族炭化水素の水素原子がヒドロキシル基(OH基)に置換された化合物をアルコールと称しているだけなのだ。
アルコールでないことが分かったので、早速飲んでいきます。
色は赤ではなくピンク色をしております。苺の種は入っておらず濾過されているようです。
でも何で赤色ではないのだろうか。赤色を作り出しているのは苺に含まれているアントシアニンという色素によるものです。梅や紫蘇もアントシアニンによる発色をしております。
そしてこのアントシアニンは酸性に傾くとピンク色に呈色するため、本製品には酸化防止剤としてビタミンCが加えられていますので、そちらと反応してピンクになったと推察。
味は甘くてゴクゴク飲むことができる。
加工してない苺と比べると、酸味はかなり弱い(むしろ無い)ので酸味を求める人は避けた方がよいです。
ファンタ イチゴ味や森永 いちごミルクと比べると砂糖の量は圧倒的に少ないし、健康志向になりつつあるタイ人に人気なのも納得。
さすがタイ王室が関与してるだけありますね。
ドイカームシリーズはイチゴ以外にもライチやパッションフルーツ、マンゴーと味の種類も豊富だし、箱買いできるので是非お土産にいかがでしょうか。
ジューガンマイクラップ